1. 期待という罠
某有名アウトドアブランド。
そのロゴを見るだけで、厳しい自然の中でも守られているような優しさがある。
私はあえて「店長」に声をかけた。
「ブランドの思想を一番深く理解しているはずだ」という期待。
だが、返ってきたのは、インバウンドの爆買いで磨き上げられた、ドライなマニュアル対応。
そこに「私」という人間へのリスペクトも、道具への愛もなかった。
売上に浮かれる店長の影で、何かが音を立てて崩れた気がした。
2. 怒りより冷めた合理性
珍しく、沸騰しそうになった。
が、ここで声を荒らげるのは、私らしくない。
怒鳴ってあげることは「成長」の機会を与えること。
無料の社員研修など、ごめんだ。
貴重なエネルギーを「不誠実な人」に1ミリも分ける義理はない。
私は冷静を装い店を出た。
これは我慢じゃない。
助けないと決めただけ。
驕りが招く「静かな顧客離れ」に気づく日が来るのだろうか。
3. ポチれば解決
帰宅後、公式オンラインショップを開いた。
店長の顔を見なくていい。
インバウンドの行列に並ぶ必要もない。
商品に罪は無いのだから。
この切り替えの早さこそが、現代のサバイバル術かもしれない。
数日後、玄関に届いた段ボール。
開けた瞬間の、あの完璧な機能美。
このスマートさに私は満足する。
怒りが湧いたことない人なんていないよね?
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